動画編集の仕事を受注するときに必要なのが「動画ポートフォリオ」です。
スキルや実績をアピールできるポートフォリオが作りたい、
またポートフォリオを作ったけど、どこに投稿したらいいの?
この記事では、動画ポートフォリオを作成する際の注意点や、
作成したポートフォリオをどこに投稿するかをご紹介しています。
これから動画ポートフォリオを作ろうと思っている人はチェックしてみてください。
動画ポートフォリオが必要な理由
動画ポートフォリオは、自分のスキルや実績をクライアントにアピールするためのものです。
どんなに素晴らしい文章で自己アピールをしても、クライアントにスキルを伝えきることはできません。
動画ポートフォリオがあると、より具体的に自分のスキルや持ち味をクライアントに伝えることができます。
作っておくとSNSなどで発信することもできます。
さっそく動画ポートフォリオを作成して、受注率アップを目指しましょう。
動画ポートフォリオ作成時の注意点
動画ポートフォリオは、たくさんアピールすれば高評価を得られるというわけではありません。
採用担当者に伝わるポートフォリオを作成するためにはどうすれば良いのでしょうか、
注意点を書き出してみました。
クライアントを明確にする
クライアントを明確にして、応募案件に近いジャンルの動画を作成しましょう。
同じ動画ポートフォリオを作る場合でも、ビジネス系とエンタメ系でイメージが異なるので、
動画のテイストを変える必要があります。
的外れな動画ポートフォリオを提出してマイナス評価を受けないように、
事前にクライアントのニーズを把握して、求められている編集技術をアピールしましょう。
使用する色は少なくする
動画を制作する際はベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの3色を基本色とし、
統一感を出すようにしましょう。
1分程の短めのものにする
採用担当者は限られた時間でたくさんのポートフォリオを確認しなければなりません。
情報量が多すぎると途中で見るのをやめてしまわれ、デメリットになりかねません。
動画ポートフォリオを作るときは、1分程の短めのものを作成して最低限の情報だけを載せましょう。
また重要な情報や伝えたいスキルは動画の前でまとめるよう意識してください。
著作権や守秘義務に気を付ける
後々のトラブルを起こさないためにも、著作権や守秘義務について理解しておきましょう。
一般に公開しない動画ポートフォリオについても、著作権や守秘義務があります。
過去の案件を載せる場合も、納品した動画の著作権はクライアントに帰属するため、
動画ポートフォリオに載せるときには、使用の可否を確認して出典元を明記しましょう。
権利に対して配慮できない動画クリエイターは、クライアントから信頼されないためここは要注意です。
ポートフォリオに載せたい内容
それでは、具体的に動画ポートフォリオに何を載せればよいのでしょうか?
下記を参考にしてみてください。
自己紹介
基本情報とともに、
SNSをチェックしている企業も増えているため、InstagramやTwitterのアカウント情報も載せておくとよいです。
使用可能なツール
使用可能なツールや作業環境も載せておくとよいでしょう。
作品内容・過去の実績
簡潔に作品の魅力や作成時のエピソードなどをまとめましょう。
・動画制作に対する姿勢や考え方など
・制作過程(作業時間、工夫ポイント)など
著作権に問題がなければ、過去の実績を記載しておくとポートフォリオの信頼性が上がります。
動画のURL
ポートフォリオで掲載している動画以外の作品も紹介したい場合に、動画のURLも貼っておきましょう。
動画ポートフォリオ作成の流れ
動画ポートフォリオは参考動画を集め、マネをしながら作成しましょう。
マネといっても、動画の流れやエフェクトを参考にする程度で、
丸パクリにならないように気をつけてください。
参考動画を集める
YouTubeで「動画編集 ポートフォリオ」と検索すると、たくさんポートフォリオが出てきます。
作ってみたいと思った動画をいくつか選んで、参考にしながら作っていきましょう。
構成を書き出し、内容を決める
参考動画の構成を書き出し、内容を決めましょう。
たとえば、
オープニング→自己紹介→(エンタメ系→ビジネス系→Vlog系)→エンディング
といった感じです。
構成が決まれば、オープニングはどのようにするか、自己紹介はどのようにするかなど、
集めた動画を参考にしながら内容を決めていきましょう。
動画素材・配色・テキストを決める
動画編集をする前に、静止画でデザインを決めましょう。
・テキストを置く場所、大きさや色
・使うフォント
・画像素材を置く位置
・動画素材のどこを使うか
編集する
デザインが決まれば、編集しましょう。
キーフレームやエフェクトを使って動きをつけ、BGMをのせていきましょう。
動画編集のポートフォリオ投稿先
動画ポートフォリオが完成したら、さっそく投稿しましょう。
クライアントにURLを送付するだけでポートフォリオ動画を見てもらえるため、
「YouTube」か「ポートフォリオサイト」または「自分で立ち上げたサイト」に投稿するのがおすすめです。
詳しくみていきましょう。
YouTubeチャンネルを開設して投稿する
手軽にはじめられて操作も簡単なのが、
YouTubeでチャンネルを開設して、動画ポートフォリオを投稿していく方法です。
あまり手間をかけたくない人におすすめです。
ポートフォリオサイトにアップする
次にポートフォリオサイトに動画をアップする方法です。
無料で使用できるものもあり、
説明文やアピールポイントなどを記載できたり、好みに合ったものを探してください。
いくつかサイトをご紹介してるので参考にしてください。
foriio
「1分で作れるポートフォリオ」ということで、
未経験者でもとにかく簡単にポートフォリオサイトが作れる
国内最大級のクリエイター向けポートフォリオサービスです。
Strikingly
多くの起業家やクリエイターから支持されている
ウェブサイトを短時間で作れるプラットフォームです。
テンプレートを選んで公開するだけならわずか数分で綺麗なウェブサイトが作れます。
Portfoliobox
全世界で利用されているポートフォリオ作成サービスで、
洗練されたデザインのテンプレートが豊富に用意されていて、
テンプレートの背景色の変更やフォントもカスタマイズできるので自分好みのポートフォリオが作れます。
英語仕様なので、英語が苦手な人はGoogle翻訳やブラウザの翻訳機能を使ってください。
MATCH BOX
大手人材系企業のマイナビが運営するポートフォリオサイトで、
マイナビクリエイターという人材紹介サービスへの登録が必要です。
ポートフォリオの素材があれば、簡単にポートフォリオを作成することができます。
サイトを作ってポートフォリオを埋め込む
サイト構築の手間やスキルが必要ですが、
ご自分のサイトを作って動画を埋め込む方法です。
好きなようにサイトをカスタマイズできることはもちろん、
仕事をしていくうえで活用の幅が広がります。
まとめ
動画ポートフォリオがあると、より具体的に自分のスキルや持ち味をクライアントに伝えることができます。
動画ポートフォリオを充実させて、受注率アップを目指しましょう。
作成した動画ポートフォリオは、
クライアントにURLを送付するだけで見てもらえる「YouTube」か
「ポートフォリオサイト」または「自分で立ち上げたサイト」に投稿するのがおすすめです。